シアター風姿花伝 演劇に、はぐくむ場を。

シアター風姿花伝 演劇に、はぐくむ場を。

【10周年プロジェクト】

シアター風姿花伝10周年プロジェクトは、大きな5本の柱と、4つの試みから成り立っています。

レジデント・アーティスト

1.レジデント・アーティスト

演劇界注目の若手演出家・小川絵梨子さんをシアター風姿花伝のレジデント・アーティストとしてお迎えし、単なる貸し小屋と借り手としての関わりでなく、一つの作品の立ち上げから上演にいたるまでのプランをじっくりとコミュニケーションをとりつつ進めていきます。

その過程の中で、ワーク・ショップ、ワーク・イン・プログレス、アフター・トークなどを実施し、作り手・観客の双方に、また若き演劇人達に、多角的な刺激が与えられる可能性を探ります。

小川絵梨子さん演出作品は2013年6月上演が決まっています。

小川絵梨子さん プロフィール

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プロミシング・カンパニー

2.プロミシング・カンパニー

将来有望かつ良質な舞台を提供している若手カンパニーを劇場が選出し、一年間「Promising Company」として、さまざまなサポートをします。年度内はそのカンパニーを可能な限り劇場側がバックアップする体制をとり、小劇場では異例の1カ月間に及ぶロングラン公演を含む二回以上の長期公演開催、ワークショップの開催、劇場ロビーにおけるカンパニー紹介・戯曲・グッズ・DVDの常設展示または販売、などを行います。そして、劇場側が品質保証をすることによる演劇ライト層への観劇機会の増加を促し、「Promising Company」のさらなるステップアップを図ります。

「Promising Company」は、シアター風姿花伝が毎年度新たに選出します。

2013年度「Promising Company」には、 「DULL-COLORED POP (主宰:谷賢一)」と「空想組曲(主宰:ほさかよう)」が選ばれています。一ヶ月ロングランは空想組曲が7月に、DULL-COLORED POPが12月に行われます。

DULL-COLORED POP プロフィール 空想組曲 プロフィール

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フェスティバル・サポート

3.フェスティバル・サポート

観劇人口の増加に貢献すると思われるフェスティバルの開催を積極的にサポートいたします。 2013年に開催されるシアター風姿花伝共催のフェスティバルは、 「黄金のコメディフェスティバル」8月、「鬼Fes.2013」9月です。

黄金のコメディフェスティバル 概要 鬼Fes.2013 概要

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ロングラン・サポート

4.ロングラン・サポート

ロングラン公演は、カンパニーにとっては動員数の増加・作品の質的向上につながり、広く演劇界にとっては観劇人口を増やすベースになるものと考えます。そこで、10日間以上の本番期間を予定している実力のある団体の公演を優遇いたします。さらに、サポート対象のカンパニーには、本番の前に、劇場を利用した一般公開のワーク・イン・プログレスなどを開催してもらい、作品のブラッシュアップ、観劇意欲の増進を図っていただくことをお願いいたします。

ロングラン・サポートでの上演が決まっているカンパニー
「+1(たすいち)」4月公演
「犬と串」4月公演

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明日のカンパニー

5.明日のカンパニー

プロを目指す将来有望な学生劇団の中から、際立った才能を持つカンパニーを選び出し、「明日のカンパニー」として将来の足掛かりとなるよう支援いたします。興行面でのサポートや、劇場ホームページ・フライヤーでのカンパニー紹介などを行い、プロへのステップアップを図ります。

「明日のカンパニー」は、随時シアター風姿花伝の選出によります。

現在「明日のカンパニー」には、「ハイブリットハイジ座」が選ばれており、 3月公演(大阪ツアーあり)が決定しています。

ハイブリットハイジ座 プロフィール

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劇作家支援

6.劇作家支援

新人劇作家の発掘・育成を目指した支援を行います。

書き下ろし新作戯曲を募集し、優秀戯曲は上演に至るまでのプロモート(出演者募集から興行まで)をシアター風姿花伝が支援します。

ツアー・サポート

7.ツアー・サポート

興行実績の少ないカンパニーまたはプロジェクトを対象に、安価にて、空き日程を利用した公演を行って頂きます。

ビギナーズ・トライアル

8.ビギナーズ・トライアル

興行実績の少ないカンパニーまたはプロジェクトを対象に、安価にて、空き日程を利用した公演を行って頂きます。

支援会員制度

9.支援会員制度

年間を通じてシアター風姿花伝に通って頂き、ご意見・ご提案を頂きたく広く募集いたします。 年会費として賛同支援金30,000円を頂きます。

会費・内容詳細

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ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』2014 劇場の利用を考えている方はこちらから


小川絵梨子

聖心女子大学文学部卒業後、渡米。2004年、アクターズスタジオ大学院演出部を日本人として初めて卒業。リンカーンセンター演出家研修所を経て日本でも活動を始め、10年、サム・シェパード作『今は亡きヘンリー・モス』を翻訳・演出。同作にて小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。11年より活動拠点を東京に移し、『12人〜奇跡の物語』『夜の来訪者』『プライド』の演出により、読売演劇大賞優秀演出家賞及び杉村春子賞を受賞。12年はイキウメ『ミッション』、KAAT『暗いところからやってくる』、響人『橋からの眺め』、シス・カンパニー『TOPDOG/UNDERDOG』と演出作品が続き、今後の活躍が期待される注目の演出家。

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DULL-COLORED POP

2005年の旗揚げ以降、社会の枠からはみ出しちゃった人間たちを、飽くまでポップに、どこまでもグロテスクにえぐり続ける若手劇団。文学的奥行のある主題を現代人のポップカルチャーとして描き出す。現代劇、古典悲劇、不条理、海外戯曲、ミュージカルと、演劇の枠を右から左まで駆け抜ける荒れくれた正統派として、東京の若手演劇シーンで独特の存在感を光らせている。主宰の谷賢一は翻訳も手掛け、『モリ―・スウィニー』(シアタートラム、主演/南果歩)でも注目を集めた。アトリエ春風舎芸術監督。日本劇作家協会・事業委員。

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空想組曲

「ものがたるものがたり」をキーワードにした、ファンタジーとミステリー要素に満ちた多彩なジャンルの作品を上演すべく結成された演劇プロデュース・ユニット。主宰のほさかようは、ゲームのシナリオライター・小説家としても活躍し、大劇場での脚本提供・演出するなど幅広く手掛けている。2013年には3月に吉祥寺シアターにて本公演を行うほか、CLIEプロデュース「不毛会議」(演出)、冴木杏奈主演音楽劇「天使のダイアリーⅡ」(脚本)、SUPER☆GiRLS主演ミュージカル「超絶☆歌劇団」(作・演出)など数多くの仕事が決まっている。

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黄金のコメディフェスティバル

コメディの魅力をもっと多くのお客様へ―。コメディの復権を目指し開催されるビッグイベント「黄金のコメディフェスティバル」。第1回目となる今回はスタートを飾るに相応しい、まさに「黄金」の6団体「犬と串」「江古田のガールズ」「電動夏子安置システム」「8割世界」「保木本真也がプロデュース」「ポップンマッシュルームチキン野郎」が集結。イメージガールには小劇場アイドルユニット「38mmなぐりーず」を起用し、最優秀団体はBS日テレでの放映が決まっている。後援に、BS日テレが決定している。

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鬼Fes.2013

毎年、□字ックが主催企画を手がける小劇場劇団発信としては異例の夏フェスイベント企画。 各団体30分の芝居を昼から晩までスペースごとに上演し、 お客様自身がタイムテーブルを組んでお酒を飲みながら自分だけの楽しみ方ができる、 そんな音楽フェスさながらの演劇イベント。 元々レコード会社に勤務していた主宰の山田佳奈の音楽好き発想からスタートした企画で、 昨年開催された「鬼FES.2012」ではエア・ギター世界大会2006で優勝したダイノジ大地洋輔がゲスト出演。演劇業界内の交流だけでなく音楽やお笑いファンなど異業種をも巻き込む理念に賛同し、 シアター風姿花伝共催として、劇場周辺の商店会など地域も巻き込んだ「お祭り」にするべく制作協力する。

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ハイブリットハイジ座

2011年、早稲田大学の学生らにより結成。戯画化された身体、濃い目の言語感覚を駆使。セロハンテープでつなぎ止めたペロペロの人間関係から起ち上がる巨大な物語を絶妙に語り切る団体。混沌を混沌のままに引きずり、世界の表層と真摯に向き合う姿勢を大切にしている。 2012年シアターグリーン学生芸術祭vol.6最優秀賞受賞。

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支援会員制度

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